Audio Transcript – Japanese

1st Class – Let’s get started!

♪ 1-1 MODEL SENTENCES (p.4)

Can I call you Hiroyuki?
「ヒロユキ」と呼んでもいいですか?
Sure!
もちろんです!
Actually, I prefer Hiro.
本当は、「ヒロ」と呼ばれる方が好きです。
Well, I prefer Hiro.
うーん、「ヒロ」と呼ばれる方が好きです。

♪ 1-2  SOUNDING NATURAL NOTE: Elements of a good 1st-time greeting (p.6)

Sounding Natural Note: Elements of a good 1st-time greeting
誰かと初めて会ったときにスムーズに会話を始められるよう、次の3つのポイントを頭に入れておきましょう。
まず1つは、最初にお互いの呼び方をはっきりさせるということです。すべての外国人がファーストネームやあだ名で呼ばれたがっているわけではないので注意しましょう(英語名では、フォーマルな正式名の他にインフォーマルなあだ名があることが多いので覚えておきましょう。例えば、マーガレットはマギー、アンソニーはトニー、ロバートはボブ、などです。)。アメリカ人の場合は、日常的な場面だと好んでファーストネームで呼び合うことが多いのですが、他の英語圏の国々では必ずしもそうであるとは限りません。よって、自分から先にどのように呼ばれたいかを伝えてしまうといいでしょう。「Please call me ○○.」という表現を使ってみてください。そうすれば自然な流れとして、相手もどう呼んで欲しいのかをあなたに伝えてくるはずです。お互いの呼び方を最初にはっきりさせておけば、安心して会話のスタートを切ることができます。
2つ目のポイントは、相手の名前を聞いたら、その場ですぐに復唱するということです。ささいなことのように感じるかもしれませんが、実際にとても大切です。相手の名前を聞いてはっきり復唱できれば、しっかり耳を傾けていたことが伝わるので、相手にいい印象を与えることができます。これからこのテキストでも繰り返し学んでいきますが、相手の話をよく聞き、相手に伝わるように興味を示していくことが、コミュニケーションを上手に進める上ではとても大切なのです。
3つ目のポイントは、当たり前ですが、「はじめまして」の一言を忘れないということです。英語では「Nice to meet you」という表現が最もよく使われます。返事としては、「Nice to meet you, too」 や、単に 「You, too」という答え方が一般的です。

The Three Golden Rules

♪ 1-4 (p.9)

Dialog 1では、太郎の英語は文法としては間違っていないのに、どこかつっけんどんなかんじがすることに気づいたのではないでしょうか。答えはいつも簡潔で短く、質問されない限りは自分のことを進んで話そうとはしていません。最後には、英語でどう説明したらいいかが分からず、黙り込んでしまいました。これがもし日本語での会話なら、それほどおかしくはなかったかもしれません。日本語では、特に目上の人や年上の人、よく知らない人と話すときには、敢えてでしゃばったりせずに、相手に質問されるのに任せるのも珍しくないからです。しかし、英語でも同じようにしてしまうと、無愛想で気むずかしい人だという印象を与えてしまいます。
次に、Dialog 2をみてみましょう。太郎はより長い答えを返していますし、聞かれたこと以外にも進んで話を広げています。長く黙り込まないようにも気をつけています。アンディとしてはこの方がずっと話しやすいですし、太郎に対してもいい印象を持つことができたはずです。
では、Dialog 2の会話スタイルの方がいつもDialog 1のものよりも優れていると言えるのでしょうか?もちろんそうとは限りません。それぞれの文化に適した会話スタイルというものがあるからです。いずれかの会話スタイルだけが他よりも優れているなどと言うのは、世界中どこの国でも車は右側通行するのが正しいと言うようなものです。文化が違えば物事のやり方も違って当たり前なのです。よって、違う言葉を話すときには、一時的に違う文化圏にいるのだと考えてみましょう。そこでは、自分の文化とは違うルールで物事が動いていくのです。
生まれ育った文化に根ざした習慣やマナーはとても根深く、その大部分が意識されることすらありません。英会話のマナーを身につけ、クラス以外の実生活でも使えるようになるまでには、何度も練習を繰り返す必要があるでしょう。このセクションでは、引き続き英語と日本語の会話スタイルの違いを詳しくみていきます。対処法も同時に学んでいきましょう。この対処法は非常に重要なので、このテキストでは「英会話のゴールデン・ルール」と呼んでいます。

Unit 1 part 1

♪ 1-5 SOUNDING NATURAL NOTE: Transition to a new topic with “so” (p.16)    

Sounding Natural Note: Transition to a new topic with “so”
より自然な英語で話せるようになるために、スムーズに新しい話題に切り替える方法も学んでおきましょう。使える表現はたくさんありますが、まずは覚えやすくて簡単な「so(それで)」という表現を使ってみましょう。この「so」という表現は、ふつう文のはじまりに使われ、新しい話題に切り替わることを知らせてくれます。このとき、会話の相手の名前も付け加えれば感じがよくなります。次の2つの会話例を比べて、「so」があるかないかによるニュアンスの違いを確認してみましょう。
あまり良くない例:
A: What’s your name?
B: I’m Tom Smith.
A: Where are you from?
B: I’m from Toronto, Canada.
良い例:
A: What’s your name?
B: I’m Tom Smith.
A: So, Tom, where are you from?
B: I’m from Toronto, Canada.

♪ 1-6 MODEL SENTENCES (p.16)

Where are you from?
出身はどこですか?
I’m from Fukuoka.
福岡出身です。

♪ 1-7 MODEL SENTENCES (p.17)

Where do you live?
どこに住んでいますか?
Where do you live now?
今はどこに住んでいますか?
I live in a place called Mejiro.
目白というところに住んでいます。
I live in Tokyo.
東京に住んでいます。
I live near here.
この近くに住んでいます。
ではここで、「Where do you live now?」 の「now」が点線で囲まれていることに注意しましょう。このように点線で囲まれた単語やフレーズが出てきたら、それは状況に応じて話しても話さなくても構わないということです。それを話すか話さないかは、伝えたいことのニュアンスによって決めましょう。例えば、この例文中の「now」は飾りのようなものなので、あってもなくても全体の意味は変わりません。ただし、中には点線で囲まれた言葉が文全体の意味を左右するような場合もあるので、使うかどうかを迷ったら遠慮せず先生に聞いてみましょう。
「I live in a place called Mejiro.」の「a place called」というフレーズは、相手がその場所を知らないと考えられるときのみ使いましょう。例えば、「I’m from a place called Tokyo. (東京というところの出身です。)」という表現はとても不自然です。東京は日本の首都で、よく知られている都市だからです。一方で、「I’m from a place called Mejiro, in Tokyo.(東京の目白というところの出身です。)」という使い方はとても自然です。また、「place」をその他の単語で置き換えることもできます。例えば、「city」、「town」、「village」、「neighborhood」などが挙げられます。

♪ 1-8 SOUNDING NATURAL NOTE: Ask for more details (p.18)

Sounding Natural Note: Ask for more details
英語の会話では、長めの答えを返す方が、話しやすい印象を与えられるので好ましいのですが、実際には相手から短く曖昧な答えしか返ってこないこともあるでしょう。そのようなときは、話を引き出すために、相手の答えから連想されるフォローアップの質問を投げかけてみましょう。
例えば、相手の出身地や住んでいる場所をもう知っているのなら、「Whereabouts?」や「Whereabouts in (Tokyo)?」などと聞いて、話を広げていきましょう。
一方で、もし相手の出身地や住んでいる場所を知らないときは、まず「Where is that?」と聞いてみましょう。
以上のような質問を投げかけてあげれば、相手も話がしやすくなりますし、相手と仲良くしたいという気持ちもさりげなく示すことができます。よい第一印象を与えるためには、ただ相手の言うことを聞いているだけではなく、話を引き出す質問を積極的にしてあげることが大切です。
「It’s near Sendai.」のところを見てみましょう。場所を説明するときには、「in」や「near」などの位置関係を示す前置詞を使ってください。場所をより正確に伝えることができます。更に、近くにある有名な場所や目印を伝えると、より分かりやすくなるでしょう。位置関係を示す前置詞は、ここに載っている以外にもたくさんあります。先生に聞いたり、 cic-multimedia.comのウェブサイトを参照したりしてみてください。

Unit 1 part 2

♪ 1-10 MODEL SENTENCES (p.20)

What’s your major?
専攻は何ですか?
I’m a literature major.
文学を専攻しています。
I’m an engineering major.
工学を専攻しています。
I’m majoring in engineering.
工学を専攻しています。
I’m in the Engineering faculty.
工学部に在籍しています。
「I’m an engineering major.」など、あなたの専攻や学部が母音で始まるときには、冠詞は「a」ではなく「an」を使うことに注意してください。例えば、次のようになります。
I’m an engineering major.
I’m an arts major.

♪ 1-11 MODEL SENTENCES (p.20)

What year are you?
何年生ですか?
I’m in my first year.
1年生です。
I’m a first year student.
1年生です。
I’m a freshman.
1年生です。
「Freshman, sophomore, junior, senior」などの高校や大学の各学年を呼ぶときのあだ名は、主にアメリカでよく使われています。英語圏のその他の国々では、「first-year student, second-year student, third-year student, fourth-year student」といった、日本と同じような呼び方をすることが多いです。

♪ 1-12 SOUNDING NATURAL NOTE: If you don’t know how to say something, ask! (p.21)

Sounding Natural Note: If you don’t know how to say something, ask!
専攻や学部について話しているときに、自分の専攻を英語で何というかが分からず、つい黙って考え込んでしまうこともあるかもしれません。しかし、前に学んだように、英語で話すときには2、3秒以上の沈黙を避けることが何より大切です。多くの英語圏の国々では、会話中の沈黙はそれだけで否定的なメッセージとして解釈されてしまうからです。よって、伝えたいことはあるのに英語でどう言えばいいか分からないときには、まずは遠慮せずに人に聞いてください!「How do you say “なになに” in English?」という表現を使ってみましょう。もしパートナーがその表現を知っていれば、会話をそのまま続けられます。もしパートナーが知らなくても、先生に恥ずかしがらずに質問してみましょう。心配はいりません。先生は喜んで答えてくれるはずです。もし先生も分からなかったら、潔く諦めて会話を先に進めてしまいましょう。時には誰に聞いても分からず、会話がスムーズにいかないこともあるかもしれませんが、長いこと一人で黙り込んでしまうよりもずっとよいのです。黙り込まずに人に聞く、ということをぜひ頭に入れておいてください。
それでは、会話が止まってしまう例を聞いてみましょう。
A: What’s your major?
B: I’m a … (long silence)
A: Hm?
次に、会話がスムーズに進む例を聞いてみましょう。
A: What’s your major?
B: I’m a … Sorry, how do you say “butsuri” in English?
A: Um, is it “physics”?
B: Yes, that’s right! I’m a physics major.
A: Okay, I see.

♪ 1-13 MODEL SENTENCES (p.21)

Are you in a club?
クラブに入っていますか?
Are you in any clubs?
何かクラブには入っていますか?
Yes, I’m in the soccer club.
はい、サッカー部に入っています。
No, I’m not in any club. I’m just too busy.
いいえ、クラブには入っていません。忙し過ぎるんです。
ではここで、「Are you in any clubs?」について見てみましょう。英語の「circle」という言葉には、日本でよく使われているような、大学の非公式な団体のことなどを示す「サークル」という意味はありません。英語では団体の公式/非公式の区別はしないので、それがとてもカジュアルで非公式なサークルであっても、「club」という言葉を使うようにしましょう。
続いて、「No, I’m not in any club. I’m just too busy.」について見てみましょう。ここでは、英語で話すときにより親しみやすい印象を与えるためのちょっとしたコツを紹介します。相手の質問に対して「No」と答えるときには、「No, I’m not in any club. I’m just too busy.」のように、なぜ「いいえ」なのかという理由も簡単に付け加えるようにしましょう。そうすれば、「いいえ」の持つ否定的な印象が和らぎ、角を立てずに会話を進めることができます。「単語リスト」では、今クラブに入っていない理由の例を挙げていますので、参考にしてください。それ以外の理由を思いついたときに、もし言い方が分からなければ、どんどん先生に聞いてみましょう。

♪ 1-14 SOUNDING NATURAL NOTE: Showing interest with reactions (p.22)

Sounding Natural Note: Showing interest with reactions.
どの言語で話すときでも、相手の話への興味をさりげなく示していくと、コミュニケーションがとてもうまくいきます。目を見ながら笑顔で話す、などの好意的なボディランゲージを使うことはもちろん、相手の言ったことに対してちょっとしたリアクション表現を返すことで、自然に興味を示すことができます。これは日本語でも同じことです。特に意識しなくても、「そうですか」「なるほど」「本当?」などのリアクション表現を使って、いつも会話の潤滑油にしているのではないでしょうか。英語で会話をするときでも同様です。自然で親しみやすい雰囲気を作っていくためにも、英語のリアクション表現を覚えて積極的に使っていきましょう。なお、リアクション表現と一言で言ってもいろいろな種類があります。このテキストでは順に学んでいきますので、まずは、次のようなよく使う簡単な表現から見ていきましょう。
Oh really? Oh yeah?
I see.
Sounds + 形容詞  例えば、Sounds great!
Me, too. / Me, neither.
それでは、次の、リアクション表現を使った会話例と使わない会話例の両方をパートナーと読み合いましょう。違いに気をつけてみてください。どちらの会話文の方が楽しそうに聞こえますか?
会話例1:
A: What’s your major?
B: I’m majoring in literature.
A: What year are you?
B: I’m a first year student.
A: Are you in a club?
B: No, I’m not in any clubs.
A: 専攻は何ですか?
B: 文学を専攻しています。
A: 何年生ですか?
B: 1年生です。
A: クラブに入っていますか?
B: いいえ、クラブには入っていません。
会話例2:
A: What’s your major?
B: I’m majoring in literature.
A: Oh really? Sounds interesting. What year are you?
B: I’m a first year student.
A: Oh yeah? Me too! Are you in a club?
B: No, I’m not in a club.
A: I see.
A: 専攻は何ですか?
B: 文学を専攻しています。
A: えっ、本当ですか?面白そうですね。何年生ですか?
B: 1年生です。
A: そうなんですか?私もです!クラブに入っていますか?
B: いいえ、クラブには入っていません。
A: そうですか。

Unit 1 Part 3

♪ 1-16 MODEL SENTENCES (p.24)

Do you have a part-time job?
アルバイトはしていますか?
Yes, I work at a restaurant.
はい、レストランで働いています。
Yes, I work at a restaurant as a waiter.
はい、レストランでウェイターとして働いています。
No, I don’t have time.
いいえ、時間がないのでしていません。
どこで働いているのかを聞かれたら、「I work at a restaurant as a waiter.」のように、少し他の情報もつけ加えて答える方が丁寧です。仕事の肩書きを「as a ◯◯」という表現で伝えるのもひとつの例です。

♪ 1-17 SOUNDING NATURAL NOTE: Give longer answers (p.24)

Sounding Natural Note: Give longer answers
英語で質問に答えるときには、直接は聞かれていないことも1つか2つ付け加えて長めの答えを返すことがとても大切です。長めの答えをすれば、話しやすく、親しみやすいという印象を与えることができるからです。短い答えばかりしていると、ぶっきらぼうで会話を続ける気がないような印象を与えかねません。では、アルバイトについて聞かれたときにはどうすればよいでしょうか?少し練習が要るかもしれませんが、とても簡単です。聞かれた質問から派生する「暗黙の質問」に答えるつもりで、1つか2つの聞かれていない情報も付け加えて答えればよいだけです。
次の2つの会話例を聞いて、違いを確認してみましょう。続いてパートナーと声に出して読み合いましょう。
まずは左側の不愛想な会話例からです。
A: Where do you live?
B: Tokyo.
A: Do you have a part-time job?
B: No.
次に、右側のうまくいっている会話例を聞いてください。
A: Where do you live?
B: I live in Tokyo, near Shinjuku.
A: Do you have a part-time job?
B: No, I want to, but I don’t have the time.

♪ 1-18 SOUNDING NATURAL NOTE: Implicit questions (p.25)

Sounding Natural Note: Implicit questions
ここでは、アルバイトについて聞かれたときの代表的な「暗黙の質問」を確認しましょう。
もしアルバイトをしているのなら、次のような「暗黙の質問」が考えられます。
How often do you work?
Do you like your job?
Why?
もしアルバイトをしていないのなら、次のような「暗黙の質問」が考えられるでしょう。
Why not?
Where would you like to work?
このような「暗黙の質問」に答えるつもりで長めの答えを心がければ、相手により親しみやすい印象を持ってもらえるでしょう。教科書にある答え方の例を参考にしてください。それ以外で言い方が分からないときは、遠慮せず先生に聞いてください。あるいは、cic-multimedia.comのウェブサイトにある、Unit 1の語彙リストを参考にしてもいいでしょう。

♪ 1-20 (USA), 1-21 (UK), 1-22 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.27)

A: So, where are you from?
B: I’m from Chicago (UK: London AUS: Melbourne), but now I live here in Tokyo.
A: Oh yeah? Do you live on campus?
B: Yes, I live in a dormitory (1) (UK: hall of residence).
A: Really? Me, too. I live in the dorm (UK: hall) for international students.
B: Oh, I see. So, what’s your major (UK: what are you studying)?
A: I’m majoring (2) in business (UK: doing business).
B: Oh, okay. I’m in the education faculty (3). I’m in my third year.
A: Yeah, me too. I’m studying here in Japan for a year.
B: I see. Are you in any clubs (4)?
A: Yes, I’m in the judo club. I love martial arts.
B: Wow, that’s great. I don’t have time for club activities.
A: Oh yeah? Why not?
B: I’m too busy with my part-time job (5). I work at a cram school three times a week.
A: Wow, you really are busy (UK+AUS: you are really busy).
B: Yes, I am… oh, look at the time! I gotta run.
A: Okay! Have a good class (6).

Unit 2 Part 1

♪ 1-23 MODEL SENTENCES (p.28)

What time do you usually get up on weekdays?
ふだんは平日何時に起きますか?
What time do you normally get up on weekends?
ふつうは週末何時に起きますか?
I usually get up around 7:30.
ふだんは7時半頃起きます。
「What time do you usually get up on weekdays?」のところを見てみましょう。英語で質問したり答えたりする際に、「usually」や「normally」、「around」などの修飾語を付けなくても文法的には間違いではありませんが、どうにも素っ気なく機械的な印象を与えてしまいます。会話の時には、正確過ぎないくらいがちょうどいいでしょう。
例えば、
I get up at 7.
ではなく、
I get up around 7.
と言うようにしましょう。

♪ 1-24 MODEL SENTENCES (p.29)

How long does it take you to get ready in the morning?
朝、身支度をするのにどのくらいの時間がかかりますか?
It takes me around ten minutes.
10分くらいかかります。
「It takes me around ten minutes.」
この「モデル文」の中の「you」や「me」は、付けても付けなくても構いません。特に誰のことについて話しているかをはっきりさせたいときには、「you」や「me」を付けて話すとよいでしょう。

♪ 1-25 SOUNDING NATURAL NOTE: Give yourself time to think (p.30)

Sounding Natural Note: Give yourself time to think
たとえどんなに簡単な質問であっても、聞かれたときにすぐ答えられるとは限りません。例えば、「How long does it take you to have breakfast?(朝ご飯を食べるのにどのくらいの時間がかかりますか?)」という質問は、決して答えにくいものではありませんが、朝ご飯にかかる時間を常に頭に置いている人も珍しいので、多くの場合やはり少しは考える時間が必要でしょう。そんなとき、つい日本語で「ええと」や「どうだろう」などと口にしてしまうかもしれませんが、ぜひそれも英語で言ってみてください。次のような表現を使えば、格好良く自然に会話がつながります。
um
ah
hm
oh
Let’s see
Let me see
That’s a good question
That’s a difficult question

Unit 2 Part 2

♪ 1-27 MODEL SENTENCES (p.32)

What’s your hardest day of the week?
何曜日が一番大変ですか?
It’s definitely Monday.
絶対月曜日です。
It’s probably Monday.
おそらく月曜日です。

♪ 1-28 SOUNDING NATURAL NOTE: Answering the implicit “why?” (p.33)

Sounding Natural Note: Answering the implicit “why”
繰り返しになりますが、英語で何か聞かれたら、しっかりと長めの返答をすることがとても大切です。コツは、相手の質問に隠れた1つか2つの「暗黙の質問」にも答えることです。ある話題に関連した「暗黙の質問」はたくさん考えられますが、よく聞かれそうな質問というのは大抵1つか2つです。1週間で一番大変な曜日や楽な曜日について話すときに、真っ先に考えられる「暗黙の質問」は、「why?」という質問でしょう。相手からは聞かれていなくても、どうしてその曜日が一番大変なのか、または楽なのかの理由を付け加えて話してみましょう。ずっと自然な英会話になります。次の「モデル文」では、このような「暗黙の質問」の「why?」に対する簡単な答え方のパターンを紹介しています。よく確認しましょう!

♪ 1-29 MODEL SENTENCES (p.33)

My hardest day of the week is Monday.
私の一番大変な曜日は月曜日です。
My easiest day of the week is Monday.
私の一番楽な曜日は月曜日です。
My hardest day of the week is Monday because I have three classes.
私の一番大変な曜日は月曜日です。なぜなら、授業が3つあるからです。
My easiest day of the week is Monday. I don’t have any classes.
私の一番楽な曜日は月曜日です。授業がないからです。
I don’t have to go to class.
授業に出なくてもいいからです。
では、「My hardest day of the week is Monday because I have three classes.」について見てみましょう。「because」は、何かの理由を説明するときによく使われる接続詞です。しかし、ふだんの会話では、この接続詞を使わずにただ理由を後ろに付け加えるだけということもよくあります。
例えば次のようになります。
◯ My hardest day is Wednesday because I have four classes.
または
◯ My hardest day is Wednesday. I have four classes.

 

♪ 1-30 SOUNDING NATURAL NOTE: Reacting with surprise or compassion (p.34)

Sounding Natural Note: Reacting with surprise or compassion
相手が言ったことにきちんと反応することは、スムーズで楽しい英会話をする上でとても大切なことなのでよく覚えておいてください。リアクション表現と一言で言っても、話している状況によっていろいろなバリエーションがあります。例えば、1週間で一番大変な曜日や楽な曜日について話すときには、それが「良いこと」か「悪いこと」かによって、こちらの反応の仕方も違ってくるものです。相手の話に驚いたり、あるいは共感してよりそったりと、状況によって次のように使い分けましょう。
「良いニュース」に対するリアクション表現は次のようなものがあります。
– Wow!
– You’re lucky.
– That’s great.
– That’s fantastic.
– That’s awesome.
一方、「悪いニュース」に対するリアクション表現は次のようなものがあります。
– Wow.
– Oh no!
– That’s too bad.
That’s got to be hard.
That’s got to be tough.
相手の話に反応するときには、話すときのイントネーションが何よりも大切です。伝えたいことを「どのような調子で」言うのかによって、相手に伝わる意味や印象まで違ってくるからです。では、これがどうしてそんなに大切なのか、そして、自然で明るい調子で話すにはどのようにすればよいのかを、次の順番で練習してみましょう。
1. 1回目は、単調で無感情で投げやりな調子で、下の「会話ドリル」の会話をパートナーと読み合ってみてください。ロボットのように話しても構いません!
A: What’s your hardest day of the week?
B: Oh, it’s definitely Monday because I have five classes and my part-time job in the evening.
A: Wow, that’s got to be hard!
B: Yeah, it is. What’s your easiest day?
A: It’s probably Friday. I don’t have any classes.
B: Wow! That’s great. You’re lucky.
A: 何曜日が一番大変なの?
B: ああ、絶対月曜日だよ。授業が5つと、夕方にはアルバイトがあるからね。
A: うわあ、それは大変だろうね!
B: うん、大変だよ。何曜日が一番楽なの?
A: たぶん金曜日だね。授業がないんだ。
B: わあ!それはいいね。ラッキーだね。
2. 2回目は、あふれんばかりの情熱を込めて、やり過ぎなくらいイントネーションをつけた言い方で読み合ってください。わざと大げさにやって楽しんでください!
A: What’s your hardest day of the week?
B: Oh, it’s definitely Monday because I have five classes and my part-time job in the evening.
A: Wow, that’s got to be hard!
B: Yeah, it is. What’s your easiest day?
A: It’s probably Friday. I don’t have any classes.
B: Wow! That’s great. You’re lucky.
3. 3回目は、毎日あなたが友達と話しているように、自然で和やかな調子で読み合ってください。
A: What’s your hardest day of the week?
B: Oh, it’s definitely Monday because I have five classes and my part-time job in the evening.
A: Wow, that’s got to be hard!
B: Yeah, it is. What’s your easiest day?
A: It’s probably Friday. I don’t have any classes.
B: Wow! That’s great. You’re lucky.

Unit 2 Part 3

♪ 1-32 MODEL SENTENCES (p.36)

How much time do you spend studying a day?
1日にどのくらい勉強に時間をかけますか?
How much time do you spend studying a week?
1週間にどのくらい勉強に時間をかけますか?
I spend around two hours a day.
1日に2時間くらい時間をかけます。
Around two hours a day.
1日に2時間くらいです。
I hardly ever study.
めったに勉強しません。
何かをするときの所要時間について答えるときには、「Around two hours a day.」のように、「I spend」を省略しても構いません。ネイティブスピーカーはいつも省略して話します。

♪ 1-33 MODEL SENTENCES (p.37)

How often do you clean your room?
どのくらいの頻度で部屋の掃除をしますか?
About once a week.
1週間に1回くらいです。
I rarely do.
めったにしません。
I hardly ever do.
ほとんどしません。
I never do.
全くしません。
では、「About once a week.」について見てみましょう。これを完全な文で答えるとしたら、「I clean my room about once a week」となりますが、「I clean my room」の部分はあってもなくても構いません。このように質問文の繰り返しとなる部分は、ふだんの会話では省略して答えることもよくあります。

♪ 1-35 SOUNDING NATURAL NOTE: How to talk about yourself (p.38)

Sounding Natural Note: How to talk about yourself
英語での会話をよりスムーズに進めるためには、いつも質問をされてから答えるのではなく、ときには聞かれていなくても自分から話を広げることが大切です。それというのも、ネイティブスピーカーは、「質問してそれに答えるのを繰り返す」という基本的な会話のパターンにとどまらずに、お互いどんどん自分の話をしていって会話を進めることがよくあるのです。それは相手と自分との共通点を探るためでもあります。
日常会話のレベルでは、自分のことを話すのは簡単です!教科書の4行の会話例を見てみましょう。Aさんが質問をすることで会話が始まり、Bさんが聞かれたことにプラスアルファした長めの答えを返しています。続く3行目では、Aさんが、Bさんの答えに対してリアクションしてから、1行目の質問に自分自身も答えています。そして4行目では、Bさんが、Aさんの話にリアクションして、さらに別のコメントを付け加えています。ネイティブスピーカーは、このような調子で質問し合わずに会話をすることが多いので、いつも頭に置いて練習してみてください。では、パートナーと一緒にこの会話例を声に出して読み合いましょう。次に、同じようなパターンの会話を自分たちに当てはめて書いてみましょう。

♪ 1-36 (USA), 1-37 (UK), 1-38 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.39)

A: Hey! You look great this morning!
B: Oh yeah? (UK: Really?) Thanks! Well, I slept (1) well last night, I guess.(UK: I must have slept well last night.)    (AUS: I slept well last night, I suppose.)
A: That’s good. What time do you usually go to bed?
B: Oh, I try to get to bed by 11… I need at least seven (2) hours of sleep (UK: seven hours sleep).
A: Yes, I know what you mean! I need at least eight or I feel really tired. Today is my hardest (3) day. I have three classes, my club, and then work.
B: Wow, that’s tough (4)! What’s your easiest day?
A: Hm… probably Friday. I only have one class in the morning.
B: Sounds nice! You have the afternoon (5) free (AUS: off then).
A: Yes, that’s right! I usually do my homework then.
B: Great. (AUS: I see.) How much time do you spend (6) studying each week?
A: Hm… that’s a hard question! Um, about ten hours, I suppose, on average (7).
B: Yeah, me too. I try to study one or two hours a day, if I can.
A: Oh! Speaking (8) of studying… I have to go to class now. Shall we meet later for lunch?
B: Great idea! See you in the cafeteria at noon.
A: Okay, later! (AUS: See ya!)
B:  Bye!

Unit 3 Part 1

♪ 1-39 MODEL SENTENCES (p.42)

What’s your hometown famous for?
あなたの故郷は何で有名ですか?
What’s your area famous for?
あなたの地域は何で有名ですか?
It’s famous for Himeji Castle.
姫路城で有名です。
It’s well-known for hot springs.
温泉でよく知られています。
「It’s famous for Himeji Castle.」について見てみましょう。故郷の街や村が何でよく知られているかを話すときに、よくあるものとしては、伝統的な建造物やショッピング街、お祭りや食べ物、自然豊かな観光地などが挙げられるでしょう。有名なものが何も思いつかないという場合には、スマートフォンなどを使って、インターネットでさっと検索してみましょう。あるいは、「Hokuriku is famous for lots of snow in winter.(北陸は冬にたくさん雪が降ることで有名です。)」などというように、街や村から範囲を広げて、都道府県や地方のことについて話してみてもいいでしょう。

♪ 1-40 SOUNDING NATURAL NOTE: Get needed vocabulary (p.43)

Sounding Natural Note: Get needed vocabulary
言いたいことはあるのに英語でどう言うか分からない、ということも時にはあるでしょう。そんなときは、次のような表現を使って、英語でどのように言えばいいのかを聞いてみてください。
How do you say “◯◯” in English?
What’s “◯◯” in English?
大切なのは、黙り込まずにとにかく聞いてみることです。沈黙してしまうのが一番よくありません。早速、次の会話例をパートナーと読み合って、実際に練習してみましょう。
A: My hometown is famous for … ah… um… How do you say “utsukushii shizen” in English?
B: Oh, I think it’s “beautiful nature”.
A: Yes, that’s right! It’s famous for beautiful nature.
もちろん、いつもそんなにスムーズにいくとは限りません。パートナーも知らないときは、他のクラスメイトや先生に聞いてみましょう。もし、誰に聞いても分からずどうしようもなくなったら、仕方ないと諦めて次の話題へ移ってしまいましょう。
たとえ相手にあれこれ聞くことになっても、一人で黙り込んでしまうよりずっといいということを覚えておいてください。英語での言い方を一生懸命尋ねることで、コミュニケーションを取ろうとしている努力が相手に伝わります。完ぺきに滞りなく話せることよりも、そういうことの方が究極的には大切なのです。
それでは、教科書の会話例を参考にして、自分自身のことについて書いてみましょう。故郷の街や地域の有名なものをとりあげてください。

♪ 1-41 MODEL SENTENCES (p.44)

Are there any fun things to do?
楽しいことはありますか?
Are there any special foods to try?
食べるべき名産品はありますか?
If you have the time, you should visit Kinkakuji Temple.
時間があるなら、金閣寺に行くべきですよ。
If you have the time, you should definitely visit Kinkakuji Temple.
時間があるなら、絶対金閣寺に行くべきですよ。
「If you have the time, you should visit Kinkakuji Temple. 」
このモデル文の中の「if」で始まる節は必須ではありませんが、付けた方が、より分かりやすく内容豊かな答えになります。文頭に付けても文末に付けても構いません。例えば次のようになります。
◯ If you have the time, you should visit Kinkakuji Temple.
または
◯ You should visit Kinkakuji Temple, if you have the time.

Unit 3 Part 2

♪ 1-43 MODEL SENTENCES (p.46)

Do you like living in 〇〇?
〇〇に住むのは好きですか?
Did you like living in 〇〇?
〇〇に住むのは好きでしたか?
Do you like living there?
そこに住むのは好きですか?
Did you like living there?
そこに住むのは好きでしたか?
Yes, it’s really pleasant.
はい、本当に快適です。
There is a lot of nature.
たくさんの自然があるんです。
There are nice cafes.
いいカフェがいくつかあるんです。
No, it’s too crowded.
いいえ、混雑し過ぎています。
There is too much stress.
ストレスが多過ぎるんです。
There are too many people.
人が多過ぎるんです。
「Did you like living in your hometown? 」を見てみましょう。ここで忘れてはいけないのは、相手が今もまだ故郷に住んでいるのなら現在形を使い、もう住んでいないのであれば過去形を使って相手に尋ねるということです。もしどちらか分からなければ、「Do you still live there?(まだそこに住んでいますか?)」と聞いてみましょう。

♪ 1-44 SOUNDING NATURAL NOTE: Introducing new topics smoothly with “How about ○○?” (p.47)

Sounding Natural Note: introducing new topics smoothly with “How about ○○?”
「How about you?」という質問文にはもうずいぶん慣れてきたことでしょう。相手からの質問をそのまま相手に投げ返したいときに便利なものです。しかし、そのような使い方以外にも、「How about ◯◯?」という表現を使うと無理なく新しい話題に切り替えられることを知っていましたか?関連する別の話題に移りたいときなどに使ってみてください。具体的には、「How about ○○?」で大まかに話題を提示して、さらにもう少し方向性をはっきりさせる質問を付け加えると、スムーズに会話が進みます。
次の2つの会話例を読んで、違いを確認してください。
先に、あまり良くない例から聞いてみましょう。
A: What are the people like?
B: They are quite friendly.
A: What is the weather like?
B: It’s always cold in winter.
A: 人はどんな感じですか?
B: とても優しいです。
A: 天気はどんな様子ですか?
B: 冬はいつも寒いです。
次に、良い例を聞いてみましょう。
A: What are the people like?
B: They’re quite friendly.
A: How about the weather? What’s it like?
B: It’s always cold in winter.
A: 人はどんな感じですか?
B: とても優しいです。
A: 天気はどうですか?どんな様子ですか?
B: 冬はいつも寒いです。
最初の会話例も悪くはありませんが、2番目の会話例の方がずっとスムーズです。

♪ 1-45 MODEL SENTENCES (p.48)

How about the people?
人はどうですか?
What are they like?
彼らはどんな感じですか?
They are friendly.
気さくです。
How about the weather?
天気はどうですか?
What’s it like?
それはどんな感じですか?
It’s hot in the summer.
夏は暑いです。
It’s hot in summer.
夏は暑いです。
It’s too hot in the summer.
夏は暑過ぎます。
「It’s hot in summer.」「It’s hot in the summer.」
ここでは、厳密には「summer」に「the」を付ける方が正しいのですが、省略されることもよくあります。
「It’s too hot in the summer.」を見てみましょう。ここで「too」は付けても付けなくてもよいものですが、付けるとそれを強調したい気持ちが伝わります。代わりに「really」などを使ってもよいでしょう。例えば次のようになります。
◯  It’s too hot.
◯ It’s really hot.

Unit 3 Part 3

♪ 1-47 MODEL SENTENCES (p.50)

Where would you like to live in the future?
将来、どこに住みたいですか?
I’d like to live here.
ここに住みたいです。
I’d like to live in a big city like Tokyo.
東京のような大都市に住みたいです。
I’d like to live in a medium-sized city like Hiroshima.
広島のような中規模の街に住みたいです。
I’d like to live in a small city like Toyama.
富山のような小さい街に住みたいです。
「I’d like to live in a medium-sized city like HIroshima.」の「medium-sized」の代わりに、「midsize」を使うこともできます。

♪ 1-48 SOUNDING NATURAL NOTE: Agree and disagree politely (p.51)

Sounding Natural Note: Agree and disagree politely
「将来どこに住みたいか?」という話題では、自然と、住む場所についてのお互いの好みを比較対照することになるでしょう。「住むなら田舎か、大都会か」、「故郷がいいか、それともどこか別の場所がいいか」など、意見の分かれ目はいろいろと考えられます。
いつか住みたい場所について話しているときに、相手に賛同したくなったら、「Yes, it must be nice.」などのように肯定的な形容詞を使って返しましょう。もし、それにすこし反対のニュアンスも付け加えたいときには、「But isn’t it a bit boring?」のように、否定的な形容詞を用いたコメントを続けることもできます。
また、相手に失礼にならないようにやんわりと反対の意見を言いたいときは、「Personally, I prefer A」という表現を使えば大丈夫です。英語の会話では、相手の意見に対して賛成か反対かをはっきり示すことが大切です。そうすれば、親しみやすい人だと思ってもらえるでしょう。

♪ 1-50 SOUNDING NATURAL NOTE: Talk about yourself (p.52)

Sounding Natural Note: Talk about yourself
「ゴールデン・ルール3」でも学んだように、時には自分のことを率先して話すのが大切です。このUnitのテーマである「故郷」についても、練習をしてみましょう。
まず、1の4行の会話パターンをしっかり確認してください。まずはAさんが質問して、Bさんが長めの答えを返します。そして、Aさんがリアクション表現で応えて、自分自身のコメントを付け加えます。そこでBさんは、Aさんのコメントに対してリアクションしながら、先ほどの自分の答えに対する理由も付け加えています。
次に、2の会話例をパートナーと声に出して読み合い、このパターンに慣れていきましょう。英語のネイティブスピーカーは、よくこのような形で会話のキャッチボールをしています。
最後に練習として、先ほどの会話パターンにならい、賛成・反対の表現を含む4行の会話のやりとりを3のところに書いてみましょう。

♪ 1-51 (USA), 1-52 (UK), 1-53 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.53)

A: Ah… where are you from again, Sylvie?
B: I’m from Chicago. How about you?  (UK: London) (AUS: Perth)
A: I’m from Broomfield, Colorado.   (UK: Skipton, in Yorkshire) (AUS: Dubbo, in New South Wales)
B: Pardon?
A: I’m from a town (1) called Broomfield, which is between Denver and Boulder.   (UK: I’m from a small town called Skipton, which is near the Yorkshire Dales.)   (AUS: I’m from a small town called Dubbo, which is west of Sydney.)
B: Oh, I see. Is your hometown famous for anything?
A: Well, it’s close to the mountains (2), so there are many good ski areas nearby. (UK: hiking) (AUS: skiing)
B: That sounds great. Are there any other fun things to do?
A: No, not really! There is nothing to do at night. I don’t like it there. It’s too boring (3).
B: Really? That’s too bad. Where would you like to live in the future?
A: I’d like to live abroad (4), in a big city like London. (UK: Singapore) (AUS: New York)
B: Well, that’s cool, but I hear it can be a stressful (5) place to live.
A: Yeah, I suppose, but it’s also very exciting. There are people from many cultures (6) there.
B: Yeah, it’s a multicultural society, that’s true.  (UK: Yes) (AUS: Yes)

Unit 4 Part 1

♪ 1-54 MODEL SENTENCES (p.54)

Have you ever been abroad?
外国に行ったことがありますか?
Have you ever been to Hiroshima?
広島に行ったことがありますか?
Yes, I have been to Korea.
はい、韓国に行ったことがあります。
Yes, I have been there.
はい、そこに行ったことがあります。
Yes, I went to Hawaii last year.
はい、去年ハワイに行きました。
No, I’ve never been abroad.
いいえ、外国には行ったことがありません。
No, I’ve never been there.
いいえ、そこには行ったことがありません。
過去の旅行のことについて話すときには、「I went」などの過去形、または「I have been」などの現在完了形を使うことになりますが、使い分けに注意しましょう。
過去形は、「いつ何をしたか」という過去のある時点での行為に焦点が当てられている場合に使われます。ゆえに、いつしたかという情報もないと不自然です。例えば、
I went to Hawaii last year.
では、「last year」を付けなければ変に聞こえるでしょう。
一方で、現在完了形は、「したことがあるかどうか」という経験のあるなしに焦点が当てられている場合に使われます。そのため、現在完了形の文で、いつしたかについての情報も加えてしまうと逆におかしくなります。例えば、I have been to Hawaii last year.というような文は不自然です。
もし、「ハワイに行ったのは去年だ」という情報も伝えたいのなら、「I’ve been to Hawaii. I went last year.」というように、別で過去形の文を付け加える必要があります。

♪ 1-55 SOUNDING NATURAL NOTE: Tell your travel story (p.55)

Sounding Natural Note: Tell your travel story
誰かと旅行の話をしていて、「Have you ever been to Hiroshima?(広島に行ったことがありますか?)」などと聞かれたら、基本的には「yes」か「no」で答えることになるでしょう。ただ、それだけでは素っ気なさ過ぎて、コミュニケーションを取る気がないように思われてしまうかもしれません。ここで「ゴールデン・ルール2」を思い出してください。もっと親しみやすい印象を与えるために、聞かれていないことも1つか2つ付け加えて答えるようにしましょう。このページに示されている「暗黙の質問」の1つに答えることで、そうすることができます。
「モデル文」で示されている質問文の中の最も分かりやすい「暗黙の質問」は、「When?」ということになるでしょう。この「Sounding Natural Note」では、この他に4つの「暗黙の質問」を紹介しています。
一方で、これらの質問は相手の話を引き出す際にも使うことができます。相手があなたの質問に対して短い答えしか返してこなかったら、このような質問をどんどん投げかけてみましょう。あなたの興味が伝われば、相手も喜んで話がはずむことでしょう。

Unit 4 Part 2

♪ 1-57 MODEL SENTENCES (p.58)

Where would you like to go abroad?
外国のどこに行きたいですか?
Where would you like to go in Japan?
日本のどこに行きたいですか?
Where would you like to go next?
次にどこに行きたいですか?
I’d like to go to Italy someday.
いつかイタリアに行きたいです。
I’m going to go to Nagano this summer.
この夏に長野に行くつもりです。
「I’d like to go to Italy someday.」という言い方からは、それがまだ願望やアイディアの段階で、具体的な計画はまだ何もないということが読み取れます。
「 I’m going to go to Nagano this summer.」という言い方からは、すでにそれをはっきり決めていて、計画も進んでいるかもしれないということが読み取れます。

♪ 1-58 MODEL SENTENCES (p.59)

What would you like to do in New York?
ニューヨークで何をしたいですか?
What else would you like to do in New York?
ニューヨークで他に何をしたいですか?
What else will you do in New York?
ニューヨークで他に何をしますか?
What else are you going to do in New York?
ニューヨークで他に何をするつもりですか?
How long will you stay there?
そこにどのくらいの間滞在しますか?
When are you going to go there?
そこにいつ行くつもりですか?
I’d like to just go for fun.
とにかく遊びたいです。
I will just go for fun and do some sightseeing.
とにかく遊んで、そして観光します。
I’m going to stay for about a week.
1週間くらい滞在するつもりです。
I’d like to go one day.
いつか行きたいです。
I’m going to go next winter.
次の冬に行くつもりです。
「What else would you like to do?」という質問文を見てみましょう。相手から話を引き出すためのフォローアップの質問として使いたいときに、この「else」という単語が付け加えられます。次の会話例で確認してみましょう。
A: So, what would you like to do in New York?
B: I’d like to do some sightseeing.
A: Oh yeah? What else would you like to do?
B: I’d like to go shopping in Times Square.

♪ 1-59 SOUNDING NATURAL NOTE: Talk about yourself without waiting for questions (p.60)                                    

Sounding Natural Note: Talk about yourself without waiting for questions
「ゴールデン・ルール3」で学習したように、自然な英語を話すためには、いつも質問されるのを待つのではなく、時にはすすんで自分の話をすることが大切です。
英語のネイティブスピーカーは、質問はなしで交互に自分自身の話をするだけで会話を続けることがよくあります。例えば、外国旅行について話しているときに、交替で自分の旅行の話をするだけで会話をすすめることは珍しくありません。自然な英会話ができるように、このような質問なしですすむ会話の仕方も覚えておきましょう。単なる「質問して答える」のパターンを繰り返すよりも、ずっと生き生きとした会話になります。英語で気の置けない会話をしているときに、質問されるのを待たずにすすんで自分のことを話していけば、あなたが気を許しているのが相手にも伝わるでしょう。そうなれば、相手も同じように構えを解くことができます。すすんで自分の話をする、というのは相手にとってもありがたいことなのです。
とはいえ、相手が言ったことに対しては、必ずリアクション表現を返すようにしましょう。相手の話に興味をもってしっかりと聞いていることが伝わります。例えば、次の会話を聞いてみましょう。
A:I really want to go to Europe someday.
B:Oh yeah? Me, too, I would love to travel abroad after I graduate.
A:I would love to visit France or Spain.
B:Sounds nice. I’d like to go to Australia.
ここでは、「Oh, yeah?」というリアクション表現によって、Bさんが話に耳を傾けていることが分かります。このようなリアクション表現をきっちりしていけば、質問なしであっても、会話がつながっていきます。

Unit 4 Part 3

♪ 1-61 MODEL SENTENCES (p.62)

What’s a good way to go to Kumamoto?
熊本に行くには何で行くのがいいですか?
What’s the best way to get there?
そこに行くには何で行くのが一番いいですか?
Well, you should go by plane.
そうですね、飛行機で行くべきです。
Well, you could go by plane.
そうですね、飛行機で行くのがいいかもしれません。
It’s faster than driving.
車で行くより速いです。
It’s faster and less expensive than driving.
車で行くより速くなって、より高くないです。
It’s faster but more expensive than driving.
車で行くより速くなりますが、より高いです。
「It’s faster but more expensive than driving.」のように、旅行先までの行き方を勧めるときには、比較級をいくつか並べて使ってみましょう。長い答えを返すいい練習になります。
プラスの意味の比較級を2つ並べて使うとき、または、マイナスの意味の比較級を2つ並べて使うときは、「and」を使います。
-It’s faster and more convenient than going by train.
電車で行くよりも早くて便利です。
-It’s slower and less reliable than flying.
飛行機で行くよりも遅いしあてになりません。
反対に、良い点の次に悪い点、あるいは悪い点の次に良い点を述べてその違いを対比させたいときには、「but」を使います。
-It’s less convenient but more fun than driving.
車で行くよりも不便ですが、より楽しいです。
-It’s faster but more expensive than taking a ferry.
フェリーでいくよりも速いですが、より高いです。

♪ 1-62 MODEL SENTENCES (p.63)

How long does it take to go to Osaka?
大阪に行くのにどのくらい時間がかかりますか?
How much does it cost?
どのくらいお金がかかりますか?
Do you know how long it takes to go to Osaka?
大阪に行くのにどのくらい時間がかかるか知っていますか?
Do you know how much it costs?
どのくらいお金がかかるか知っていますか?
I think it takes around two hours by shinkansen.
新幹線で2時間くらいかかると思います。
I guess it costs over twenty-thousand yen.
2万円以上かかるだろうと思います。
It costs less than twenty-thousand yen.
2万円もかかりません。
It costs twenty thousand yen.
2万円かかります。
「How much does it cost?」
話の流れでどこについて話しているかが明らかな場合には、目的地の名前を付け加えない方が自然です。

♪ 1-63 SOUNDING NATURAL NOTE: When you don’t know, say so (p.64)

Sounding Natural Note: When you don’t know, say so
日本語の会話で、「質問をされたのだけれども答えが分からない」というときには、少し黙って考えるふりをすることもありますが、それはどちらかというと相手への気遣いだとみなされます。しかし、英語で話しているときは、質問の答えが分からないからといって黙って考え込むのはよくありません。「ゴールデンルール1」でも学んだように、とにかく間を置かずに、「I don’t know.」とはっきり言った方がずっとよい印象を与えることができます。ただ、それだけではぶっきらぼうな印象を与えてしまいますので、何か短いコメントを付け加えてみましょう。例えば、「You should check the Internet.」などと解決策を提案してみたり、あるいは適当におおよその推測を話してみたりしてもよいでしょう。次の例を聞いてみてください。
A: Do you know how long it takes to fly to Greece?
B:I don’t know! It must be long…
A: How much does it cost to go to Hokkaido by bus?
B: Beats me! Around 10,000 yen, maybe?

♪ 1-65 (USA), 1-66 (UK), 1-67 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.65)

A: I went to Kyoto last weekend (1).
B: Really? That sounds nice. How was it?
A: Oh, it was great. The weather was perfect (2), and I did a lot of sightseeing. I took the night bus.
B: Fantastic. I’d love to go there myself.
A: Yes, you should!
B: Is the night bus the best way (3) to get there?
A: Well, you could also go by train, of course. It’s more expensive but faster (4) than the bus.
B: I see… How long does it take by bus?
A: Um, around six hours.
B: And do you know how long it takes (5) by train?
A: I’m not sure (6). Maybe two or three hours?
B: Wow, that’s fast!
A: Yes, but it’s much more expensive (7). The night  bus costs only 8,000 yen round trip (UK: return).

Unit 5 Part 1

♪ 1-68 SOUNDING NATURAL NOTE: How to talk about your vacation time (p.68)

Sounding Natural Note: How to talk about your vacation time
春休み、夏休み、冬休みには、自由に過ごせる時間がたくさんあることでしょう。
そのような長い休暇の間に何をしたかを話すときには、まずは形容詞を使って、休暇の全体的な印象を言っておきましょう。そうすれば、相手はあなたの休暇がどのようなものだったのかを最初からだいたい把握しておくことができます。例えば、忙しかった、楽しかった、退屈だった、大変だった、などが考えられます。
次に、思い出に残る経験を1つか2つくらい具体的に話しましょう。例えば、旅行したりコンサートに行ったり、何かを成し遂げたり、家族や友達とのんびり過ごしたり、といったようないい経験について話すのもいいですし、あるいは、根を詰めて働いたり勉強したり、事故に遭ってしまったり、特に何もせずに過ごしてしまったり、といったようなよくない経験についてでも構いません。
なお、実際に会話をするときには、パートナーが自分の経験について話しやすいように、フォローアップの質問をして助けてあげるようにしましょう。もし短い答えしか返って来なければ、話を盛り上げるためにこちらから質問をしてあげるのです。例えば、パートナーが思い出の経験を1つしか話さなかったときには、「What else did you do?(他には何をしましたか?)」と聞いてみましょう。あるいは、休暇の全体的な印象しか言わなかったら、「What did you do?(何をしましたか?)」と聞いてみましょう。
次の「モデル文」では、休暇中の経験について話すときに便利ないくつかの表現が紹介されていますので、よく確認してください。

♪ 1-69 MODEL SENTENCES (p.69)

How was your summer break?
夏休みはどうでしたか?
Oh, not bad.
まあ、それほど悪くなかったです。
It was okay.
まあまあでした。
I got my driver’s licence.
運転免許を取りました。
「Oh, not bad」などは、休暇中の全体的な印象を伝えるときに使える形容詞です。このときの形容詞は、肯定的なものでも中立的なものでも否定的なものでも、どれでも構いません。
「 I got my driver’s licence」というのは、休暇中の思い出深い経験の具体例です。繰り返しになりますが、このように聞かれていないことも少し付け加えて答えると、親しみやすい印象を与えることができるのです。

♪ 1-70 MODEL SENTENCES (p.70)

Are you happy to be back?
戻って来て嬉しいですか?
Yeah, it’s good to be back.
はい、戻って来るのはいいものです。
Yeah, it’s good to be back, but I could use some more time off.
はい、戻って来るのはいいものですが、もっとゆっくりしたかったです。
No, not really.
いいえ、別に。
No, not really. I need a vacation from my vacation.
いいえ、別に。休暇にも休暇が欲しいです。
I already miss my dog.
もう既にうちの犬が恋しいです。
I already miss sleeping in.
もう既にゆっくり寝ることが恋しいです。
「 I need a vacation from my vacation.」という表現は、活動的な休暇を過ごして、疲れて家に帰って来たときに、今度は家でゆっくり過ごしたいという意味で使われます。

♪ 1-72 (USA), 1-73 (UK), 1-74 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.71)

A: Hey, Jen! Long time no see! Good to see you again.
B: Great to see you, too, Rafael!
A: How was your summer break (1)?
B: Oh, pretty good, thanks. I got my driver’s licence (UK: driving license) and visited my family.
A: Sounds good (AUS: Sounds like a nice time). Are you happy (2) to be back?
B: Yeah, I guess so, but I wouldn’t mind a few more days off!
A: I know what you mean.
B: Did you have a good break?
A: Yeah, it was okay, I guess (3). I didn’t do much because I worked almost every day. But I went to the Fuji Rock Festival. That was very (AUS: really) cool.
B: Really? Who did you go with (4)?
A: I went with some friends, Simon and Sophie. We had a great time.
B: Excellent (5)!
A: Did you have a good time at home?
B: Yeah, it was okay. I spent time with my younger brother. We just hung out (6), mostly.
A: Nice! Sounds like a relaxing time.
B: Yeah, it was. Just a typical (7) summer.

Unit 5 Part 2

♪ 1-75 MODEL SENTENCES (p.72)

What do you usually do in your free time?
余暇は、ふだん、何をして過ごしますか?
I usually watch TV.
ふだんはテレビを見ます。
What do you like doing in your free time?
余暇は、何をして過ごすのが好きですか?
I like watching TV.
テレビを見るのが好きです。

♪ 1-76 MODEL SENTENCES (p.73)

Did you watch a lot of TV during the break?
休み中、たくさんテレビを見ましたか?
Yes, I sure did.
はい、もちろん見ました。
No, not really.
いいえ、あまり見ませんでした。
ここで、「ゴールデン・ルール2」を思い出してください。「Did you watch a lot of TV during the break?」のような「疑問詞を使わない疑問文」で質問をされたら、きっと「yes」や「no」で答えることでしょう。しかしそれだけでは面白みがありません。ぜひ、少なくとも1つは、聞かれていないことも付け加えて答えてみましょう。例えば、休み中にたくさんテレビを見たのなら、どんな番組を見ましたか?または、どんなテレビゲームをしましたか?どんな音楽を聴きましたか?などについて答えることができます。あるいは、聞かれたこととは違うことをしたのなら、何をしたのかについて答えてもよいでしょう。このようにして、できるだけ長く答えられる力をしっかりつけていきましょう。英語での会話を楽しく円滑に進めるためには、決定的に重要なスキルです。
「Did you watch a lot of TV during the break?」という質問文は、Part1で学んだ最近の長期休暇についての質問にもそのままつなげることができます。余暇の印象をなんとなく話して終わりにするのではなく、その間に何をしたのかについて具体的な話を引き出したいときに使ってみましょう。これは「フォローアップの質問」としての使い方ですが、場合によっては、話題を変えたいときにも使うことができます。

♪ 1-77 SOUNDING NATURAL NOTE: React with echo questions (p.73)

Sounding Natural Note: React with echo questions
問い返し疑問文は、自然な英会話をするためにいくつもの点で役立ちます。まず第一に、相手の話のキーワードやフレーズを語尾を上げて問い返すことで、答えを考える時間を稼ぐのに便利です。
更に、相手の話に対する興味を示すときのリアクション表現としても使うことができます。ただし、他のリアクション表現と同様に、適切なイントネーションで言うことが大切です。どのような調子で言うかによって、相手に伝わる意味まで変わってきてしまうからです。これは注意がいることですので、実際にやってみて確認しましょう。パートナーと、下の会話を3回読み合ってください。1回目はイントネーションをつけずに単調で無感情な言い方で、2回目は情熱を込めてやり過ぎなくらいイントネーションをつけた言い方で読み合ってみましょう。3回目は、適度にイントネーションをつけて普通の和やかな言い方で読み合ってください。どのように印象が変わってくるでしょうか?楽しんでやってみましょう。
それでは、1回目の例です。
A: I play guitar in a rock band during my free time.
B: A rock band!? Wow, that is so cool.
何だかつまらなくてやる気がない印象を受けませんか?では、2回目は情熱を込めてやり過ぎなくらいの表現で読み合ってみます。
A: I play guitar in a rock band during my free time.
B: A rock band!? Wow, that is so cool.
今度は少し元気がありすぎですね!では最後に、単調でもなくやり過ぎでもない適度なイントネーションを付けて、普通の元気な声でやってみます。
A: I play guitar in a rock band during my free time.
B: A rock band!? Wow, that is so cool.
どうでしたか?このように、どのようなイントネーションで話すかによって、その言葉が伝える意味まで変わってきます。ぜひいつも気に留めておいてください。両極端に偏ることなく、ちょうどいいイントネーションで話すようにすれば、ますます英会話が上達することでしょう!

♪ 1-79 SOUNDING NATURAL NOTE: Find common ground by talking about yourself (p.75)

Sounding Natural Note: Find common ground by talking about yourself
誰かと出会ったときには、余程のことがない限り、できるだけ仲良くなりたいと考えるものです。そして、人と仲良くなるには、お互いの共通点を見つけることが近道です。このようなとき、余暇に何をするかというのはうってつけの話題です。誰しも暇なときには何かしらするものだからです。
日本語の会話で初対面の2人が話す場合、お互いに質問をし合って、答えは短いものに留める、というのを少し遠慮がちに繰り返す状況がよくみられます。それとは対照的に、英語の場合は、質問はし合わずとも、お互いにどんどん自分の話をして会話を進めることがよくあります。しかし、それぞれ自分の話をするだけでは、話が全くかみ合わなくなってしまいます。そうなると、不自然なだけでなく少し失礼にもなりますので、相手の話には何らかの形でリアクションを返すのを忘れないようにしましょう。次の会話例を聞いてみてください。
A: I really like sleeping a lot in my free time.
B: I like playing baseball.
A: I usually get up around 2 pm on the weekends.
B: I practice everyday after school.
これでは、お互いが勝手に自分のことを話しているだけで、話が全く噛み合っておらず不自然です。このような困った状況を避けるためにも、相手が言ったことに対しては、リアクション表現などを使ってまずは反応してみせましょう。次の例で違いを確認してください。
A: I really like sleeping a lot in my free time.
B: Oh yeah? I like playing baseball.
A: Baseball? Really? I usually get up around 2pm on the weekends.
B: Wow, that’s late. I practice everyday after school.

Unit 5 Part 3

♪ 1-80 MODEL SENTENCES (p.76)

Do you have any hobbies?
何か趣味はありますか?
Yes, I play the guitar.
はい、ギターを弾きます。
Yes, I have been playing the guitar for ten years.
はい、10年間ずっとギターを弾いています。
Yes, I have been playing the guitar since I was in high school.
はい、高校のときからずっとギターを弾いています。
No, but I played the guitar when I was in high school.
いいえ、でも高校にいたときギターを弾きました。
No, but I used to play the guitar in high school.
いいえ、でも高校でギターを弾いていました。
「for ten years」 「since I was in high school」のところを見てください。「for」は時間の長さを示すのに使われているのに対して、「since」は、いつそれを始めたのかという特定の時点を示すために使われています。
「when I was in high school」の「when I was」というフレーズは、付けても付けなくても意味は変わらないので、なくても構いません。
I played the guitar when I was in high school.
または
I played the guitar in high school.

♪ 1-81 SOUNDING NATURAL NOTE: The difference between “hobby” and “free time activity” (p.77)

Sounding Natural Note: The difference between “hobby” and “free time activity”
「hobby」は日本語では通常、「趣味」と訳されています。しかし、日本語の「趣味」という言葉には、「hobby」と「free time activity」の両方の意味が含まれています。英語では、両者に明確な違いがあるので注意が必要です。「hobby」は、自分が楽しむためにすすんで行うもので、多かれ少なかれ上達するための創造的・自発的な活動を伴うものです。寝ることや音楽を聴くことなどの受動的な活動は「hobby」にはなりません。次の例で確認してください。
まず、使い方の良くない例から聞いてみましょう。
A: Do you have any hobbies?
B: Yes, I like to sleep.
次に、良い使い方の例を聞いてみましょう。
A: Do you have any hobbies?
B: Yes, I play the guitar.
なお、「習い事」については、自分からすすんで始めたとは限らないので、正確には「hobby」とは言いにくいところがあります。とはいえ、そこで会話を途切れさせてしまうのももったいないので、「It’s not really a hobby, but…」と最初に付け加えて会話を進めていくといいでしょう。次の例を聞いてみましょう。
A: Do you have any hobbies?
B: Well, it’s not really a hobby, but I’ve been playing the piano for 10 years.

♪ 1-82 MODEL SENTENCES (p.78)

What hobbies would you like to do someday?
将来どのような趣味をしてみたいですか?
I’d like to try yoga.
ヨガをやってみたいです。
「 I’d like to try yoga」
将来どのような趣味をしてみたいかについて聞かれたら、「暗黙の質問」の「Why?」にも意識的に答えるようにしましょう。次のような表現を使ってみてください。
- I’ve always wanted to do that.
- I really enjoy ◯◯.
- I want to ◯◯.

Unit 6 Part 1

♪ 1-84 MODEL SENTENCES (p.80)

What kind of music do you like?
どんな音楽が好きですか?
I like J-pop.
J ポップが好きです。
I’m into J-pop.
J ポップにはまっています。
I love J-pop.
J ポップが大好きです。
「I like J-pop.」
音楽のジャンルに関連する語彙は、このモデル文で紹介している以外にもたくさんあります。cic-multimedia.com のウェブサイトで、Unit 6の追加の単語リストを確認してみてください。
「I like」 「 I’m into」「 I love」など、何かを好きだという表現にもいろいろあります。ここに出てきた表現をいくつか織り交ぜて話すようにすれば、より自然な英会話になるでしょう。

♪ 1-85 SOUNDING NATURAL NOTE: Talk about what you are interested in (p.81)

Sounding Natural Note: Talk about what you are interested in
「What kind of music do you like?」という質問は、音楽についての話を始めるのに使えますが、あくまでも会話の切り口に過ぎません。そこからいろいろな方向へ会話を広げていきましょう。どんな方向へ会話を進めるかはあなた次第です。今のお気に入りのアーティストについて、以前よく聴いていたミュージシャンについて、よく行っていたライブコンサートについて、ふだんはいつ、どこで、どのように音楽を聴くかなどについて、率先して話してみましょう。
教科書に話を続けるための質問文の例が紹介されていますので、それらも参考にして何でも興味があることについて話してみましょう。これまでに習った表現もどんどん使って、自由に英語での会話を楽しんでください!

♪ 1-86 MODEL SENTENCES (p.82)

How often do you go to karaoke?
どのくらいの頻度でカラオケに行きますか?
About once a month.
1か月に1回です。
Not so often.
それほど頻繁ではありません。
「karaoke」という言葉は、国によって発音が異なるので、覚えておきましょう!例えば、アメリカでは、「carry-oki」のように発音されます。

♪ 1-87 SOUNDING NATURAL NOTE: Ideas for talking about karaoke (p.82)

Sounding Natural Note: Ideas for talking about karaoke
音楽鑑賞と同様に、カラオケも話を広げていきやすい話題です。例えば、ふだんは誰と一緒に行くのか、どこに行くのか、いつもカラオケで何を歌うのかなどについて話すことができるでしょう。その他にもいろいろな質問が考えられます。興味があることについて、自分から率先して話を広げていきましょう。会話を盛り上げるコツは、質問をされたらしっかり長めの答えを返すことと、相手の答えに対してはフォローアップの質問をして、さらに話を引き出してあげるようにすることです。

Unit 6 Part 2

♪ 1-88 MODEL SENTENCES (p.84)

What kind of movies are you into?
どんな映画にはまっていますか?
I love action films.
アクション映画が大好きです。
What’s your favorite movie?
お気に入りの映画は何ですか?
I love “Star Wars.”
『スター・ウォーズ』が大好きです。
Who’s your favorite actor?
お気に入りの俳優は誰ですか?
I love Johnny Depp.
ジョニー・デップが大好きです。
「I love action films.」
ここでは、もちろん「love」以外の動詞を使って答えてもいいでしょう。アクション映画が好きなら、「I really like action films.」や「I’m really into action films.」などと答えることができます。同じことを伝えるのでも、いろいろと違った表現を交えて話すことで、より自然な英会話になります。

♪ 1-89 SOUNDING NATURAL NOTE: Use “echo questions” to give yourself time to think (p.85)

Sounding Natural Note: Use “echo questions” to give yourself time to think
「問い返し疑問文」は、答えを考える時間を稼ぎたいときにも使えます。このUnitで好きな音楽や映画などについて話すときにも、とても役に立つテクニックなので覚えておきましょう。
やり方は、相手の質問の一部を、語尾を上げてそのまま問い返すだけです。少しでも時間を稼ぐことができるでしょう。
次の例で確認してみましょう。
A: What’s your favorite movie?
B: Favorite movie? Hm… good question. Um, Star Wars, I think.
このとき、Unit 2のPart 1で学んだ「hm」などの間投詞や「Let’s see」、「That’s a good question」などの時間を稼ぐ表現を使うことを忘れないようにしましょう。

♪ 1-90 MODEL SENTENCES (p.85)

What have you seen recently?
最近何を観ましたか?
I saw “◯◯” on DVD.
DVD で “◯◯”を観ました。
I haven’t seen anything recently.
最近は何も観ていません。
The last movie I saw was “◯◯.”
一番最近観たのは、 “◯◯”です。
「recently」は、文脈にもよりますが、ふつうは1、2か月前のことを指します。

♪ 1-91 MODEL SENTENCES (p.86)

What did you think about it?
それをどう思いましたか?
It was funny.
面白かったです。
It was funny and the acting was great.
面白かったです。そして、演技がすばらしかったです。
It was funny but the special effects were terrible.
面白かったです。でも、特殊効果がひどかったです。
ここでは、「and」 「but」の使い方に注意しましょう。「and」は、肯定的なものであれ否定的なものであれ、似たような方向性を持つ2つの文をつなげたいときに使います。一方、「but」は、肯定的な文と否定的な文などの、逆の方向性を持つ2つの文を対照させたいときに使います。
「the acting was great」 「the special effects were terrible」
ここで、「was」は単数形の主語に付くのに対し、「were」は複数形の主語に付くことに注意しましょう。

Unit 6 Part 3

♪ 1-93 MODEL SENTENCES (p.88)

Do you read a lot?
たくさん本を読みますか?
No, not so often.
いいえ、それほど頻繁ではありません。
Yes, all the time. I read mangas.
はい、いつもです。マンガを読みます。
Do you watch a lot of TV?
たくさんテレビを見ますか?
Hm, sometimes I watch sports.
うーん、時々スポーツを観ます。
Do you play any games?
ゲームをしますか?
Yes, sometimes I play online games.
うーん、時々オンラインゲームをします。
Do you use social media?
ソーシャルメディアを使いますか?
I use Facebook to stay in touch with my friends.
Facebook を使って友達と連絡を取り合います。
「I read mangas」
この一連のモデル文は、質問に対して答えて、さらに好きな娯楽について話を広げていくときによくある流れです。「I read mangas」などの文は、「What do you read, watch, or play?(何を読みますか?何を観ますか?何のゲームをしますか?)」という暗黙の質問に対する答えになっています。
「I use Facebook to stay in touch with my friends」のうち、「to stay in touch with my friends」の部分は、「Why do you use Facebook? (Facebookを使っているのはなぜですか?)」という「暗黙の質問」に対する答えになっています。もちろん、Facebook以外のSNSを使っている場合にも使えます。

♪ 1-94 SOUNDING NATURAL NOTE: Skip the questions (p.89)

Sounding Natural Note: Skip the questions
以前にも学んだように、ネイティブスピーカーの英会話に特徴的なのは、会話をするのに必ずしも頻繁な質問のやり取りを必要としない、ということです。これができるようになるためには、目下の話題に関連した「暗黙の質問」を敏感に感じ取る力が必要になります。このとき、自分だったらこういうことを聞きたいだろうなという「暗黙の質問」に単純に答えていくだけで、結果的に自分の話をすることにもつながります。お互いの「暗黙の質問」を先取りして話すことで会話を進めていくうちに、わざわざいくつもの質問を口に出さなくても会話が成立していることに気づくでしょう。日本語でも無意識に同じことをしているので、何も難しく考える必要はありません!英語でも同じようにすればいいだけです。
さて、音楽や映画などの好みについて話すときは、その良い面と悪い面について意見を交わすことがよくあります。特に、「when?」、「where?」、「how often?」などに関して話すことが多いでしょう。教科書の例文を確認してみましょう。
When & Where?
これらの表現を使えば、いつ、どこでしたのかという情報を相手に伝えることができます。例えば、「I watch TV when I’m tired」という文は、「when?」に対する答えになっていますし、「I read mangas when I’m on the train」という文は「where?」に対する答えになっています。「all the time」は、「how often?」に対する答えになっています。その他にも、「sometimes(時々)」、「occasionally(たまに)」「hardly ever do(めったにしない)」「never do(絶対しない)」などの、頻度を表すいろいろな副詞を自由に使ってみましょう。
Pros & Cons
また、娯楽などいろいろな楽しみについて話すときには、「Pros & Cons 良い面と悪い面」にあるような表現を使うとよいでしょう。

♪ 1-96 SOUNDING NATURAL NOTE: The six-turn “no-questions-asked” challenge (p.90)

Sounding Natural Note: The six-turn “no-questions-asked” challenge
ここでは、上の「会話ドリル」に出てくる2人が、お互いに質問することなく、自分たちの楽しみについて活発な会話をしていることに注目しましょう。
基本的なパターンとしては次のようになります。まず、1人があるトピックについて話し始めます。それからは、相手が言ったことにきちんとリアクションを返しながら、交互に自分の好みや経験について話を続けていく、という形です。この会話スタイルは慣れないとなかなか難しいかもしれませんので、「質問なしで会話を進める」練習を積極的にしていく必要があります。早速次の練習で、パートナーと一緒に、少なくとも6行以上の「質問なし」の会話文を作ってみましょう。最初は自分の好みに関連する話などから始めて、交互に会話を続けていきましょう。上の「会話ドリル」の会話スタイルやこのUnit内 の単語なども参考にしてください。関連する他の単語は、cic-multimedia.com のウェブサイトにあるUnit 6の「単語リスト」で確認してみましょう。会話が完成したら、先生にチェックしてもらいましょう。頑張ってください!

♪ 1-97 (USA), 1-98 (UK), 1-99 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.91)

A: I like watching comedy when I’m tired. Laughing (1) a bit helps me relax.
B: Yeah, I know what you mean. I find reading a good book is also very relaxing.
A: Oh yeah? Me, too. But I don’t have much time for reading (2) these days.
B: I usually read while commuting on the train.
A: Yeah, I do that sometimes, but I usually play games (3) on my phone.
B: Sounds fun! What’s your favorite?
A: Well, these days I’m into (4) “Candy Crush”.
B: Oh yeah, I heard about that (AUS: that one). I’d like to try it.
A: It’s really addictive (5)! Watch out!
B: Yeah…It’s not good to play too much, I guess.
A: Oh, listen- I gotta (6) run (UK: must). Message me on Facebook, okay?
B: Okay, sounds good! (AUS: no worries!) See you later!
A: Bye!

Unit 7 Part 1

♪ 2-1 MODEL SENTENCES (p.94)

What did you have for breakfast this morning?
今朝、朝ご飯に何を食べましたか?
I had toast and coffee.
トーストを食べてコーヒーを飲みました。
I didn’t eat anything.
何も食べませんでした。
「 I didn’t eat anything. 」のように、否定文で答えたときには、ぶっきらぼうにならないよう、理由なども付け加えることが大切です。例えば次のような表現を使って、その理由を伝えてみましょう。
  • I wasn’t hungry. (お腹がすいていなかったんです。)
  • I didn’t have time.(時間がなかったんです。)
  • I was too busy.(忙し過ぎたんです。)

♪ 2-2 MODEL SENTENCES (p.95)

Do you normally have that?
ふつう、それを食べますか?
Yes, always.
はい、いつもです。
Yes, usually, but sometimes I have a bento.
はい、ふだんはそうですが、時々は弁当を食べます。
No, I sometimes have a Japanese breakfast.
いいえ、時々和食の朝ご飯を食べます。
It depends.
日によります。
「It depends.」 を使って答えるときは、それがどのような状況に左右されるのかについても必ず付け加えるようにしましょう。例えば、次のようになります。
  • It depends on whether I have enough time.(時間があるかどうかによります。)
  • Sometimes I have leftovers. (残り物を食べるときもあります。)

♪ 2-3 SOUNDING NATURAL NOTE: Introducing new interesting topics with “Do you ever ◯◯ ?” (p.96)

Sounding Natural Note: Introducing new interesting topics with “Do you ever ◯◯ ?”
食べ物について話すときにも、いろいろな会話の進め方が考えられます。ここでは、シンプルな「Do you ever ◯◯?」という質問文を使って、気になっている話題を出す練習をしてみましょう。相手に少し普通とは違ったことを聞いてみたいときに最適の質問です。例えば、朝にピザを食べるか、外食するか、朝食を抜くかなどといったことを聞きたいときにはぴったりです。これは「疑問詞を使わない疑問文」なので、「Yes, all the time」、「Yes, sometimes」、「No, never」などの短い答えになりがちですが、できるだけもう少し詳しいコメントを付け加えるようにしましょう。その方がより自然です。
また、「Do you ever ◯◯?」で質問した後には、「フォローアップの質問」もするようにしましょう。食べることについて話すときの流れの例が下にありますので、確認してください。他にどのような「フォローアップの質問」を思い付きましたか?

Unit 7 Part 2

♪ 2-4 MODEL SENTENCES (p.98)

What are some foods you like?
好きな食べ物は何ですか?
I really like pasta.
パスタが本当に好きです。
I like just about anything.
ほとんど何でも好きです。
What are some food you don’t like?
好きではない食べ物は何ですか?
I don’t like fried foods.
揚げ物や炒め物が好きではありません。
「What are some foods you like? 」について見てみましょう。ここでは、「What is a food you like?」のように単数形で質問することも可能ですが、一般的には複数形が使われることが多いので覚えておきましょう。複数形での質問にはなりますが、答えるときには1つだけでも問題ありません。

♪ 2-5 SOUNDING NATURAL NOTE: Talking about foods you don’t like (p.98)

Sounding Natural Note: Talking about foods you don’t like
好きではない食べ物について話すときには、「ゴールデン・ルール2」を思い出してみましょう。主に次のような2つの「暗黙の質問」が考えられますので、それらに答えることで長めに話してみましょう。まず1つめは、どうしてその食べ物が好きではないのかという質問です。その理由としてよくあるものに、独特の食感や臭い、味が好きではないというものがあります。その食べ物が本当に嫌いなら、「I can’t stand」「I really hate」などの表現を使って答えるといいでしょう。2つめは、その食べ物の何が好きではないのかという質問です。このときには、その味や食感などについて、適当な形容詞を使って述べるようにしましょう。あるいは、例えばアレルギーがあるなど、何らかの理由で食べられないものがある場合は、それも話してみるといいでしょう。

♪ 2-6 SOUNDING NATURAL NOTE: Talking about foods you like (p.99)

Sounding Natural Note: Talking about foods you like
好きな食べ物について話していると、ついいろいろと詳しく語りたくなるものです。次に挙げる「フォローアップの質問」を参考に、どんどん話してみてください。例えば、もしピザが好きなら、どんな種類のピザが好きかについて話す、というように話を広げていってみてください。
また、好きな料理の作り方というのも、よく話されるトピックの1つです。自分で作ることができる料理のレシピについて話すこともあるでしょう。ここに挙げたような表現を参考にしてください。ただ、料理の作り方の表現は多岐にわたりますので、言い方が分からない時は、遠慮せずに先生に聞くようにしましょう。
その他によくあるトピックとしては、好きな料理がおいしく食べられるお店というのがあるでしょう。そのお店を相手に薦めるときは、必ず、お店の名前、場所、雰囲気やメニューなどの特徴、などについても伝えるようにしましょう。特に、おすすめのメニューは外せない情報です。
さて、四角の中で例として挙げられている人気料理については、そのどれについてもこの3つのトピックで話すことができますが、他にもいろいろなトピックが考えられます。例えば、ピザやラーメンなら、出前をしてくれるお店について話したりすることもできるでしょう。先生に、他のトピックのアイデアがないか、ぜひ聞いてみましょう!

Unit 7 Part 3

♪ 2-8 MODEL SENTENCES (p.102)

Have you ever tried Kobe beef?
神戸牛を食べてみたことがありますか?
Have you ever eaten at a French restaurant?
フランス料理店で食事をしたことがありますか?
Yes, I have. It was delicious.
はい、あります。おいしかったです。
No, I haven’t, but I’d like to.
いいえ、ありませんが、食べてみたいです。
No, I haven’t, and I don’t want to.
いいえ、ありませんし、食べてみたくありません。
ここで、 「No, I haven’t, and I don’t want to.」だけで答えてしまうと、とてもきつく響きます。このように言いたい時には、「どうして」その食べ物を食べたくないのかについても、きちんと理由を伝えるようにしましょう。例えば、次のように言うといいでしょう。
A: Have you ever tried natto?
B: No I haven’t, and I don’t want to. It smells terrible!
A: 納豆を食べてみたことがありますか?
B: いいえ、ありませんし、食べてみたくありません。ひどいにおいですから!

♪ 2-9 SOUNDING NATURAL NOTE: Continuing conversations after a “NO” answer (p.103)

Sounding Natural Note: Continuing conversations after a “NO” answer
「No」と答えた場合、状況によっては少し気まずい雰囲気になるときがあり、コミュニケーションを拒否しているような印象まで与えるときがあるので、注意しないとそこで会話がストップしてしまうこともあるかもしれません。次の例で見てみましょう。
A: Have you ever been to a Mexican restaurant?
B: Ah, no I haven’t.A: ???
このようなつっけんどんな「No」の答えは、相手に少しプレッシャーを与えてしまいます。例えば、「この後どう会話を持っていけばいいだろうか?次はどっちが話すのか?そもそも何を言ったらいいのか?」、といったようなことを考えながら、お互い早く向こうから話してくれたらいいのにと待っているうちに、気まずい沈黙が長引いてしまうこともありえます。
このような状況に陥らないためによく使われるテクニックとしては、相手にもそのまま同じ質問を返すというものがあります。例えば、次のようにやってみましょう。
A: Have you ever been to a Mexican restaurant?
B: No, I haven’t. Have you?
この「聞き返し」のテクニックを使うと、会話を滞りなく続けていくことができます。
もう一つのテクニックとしては、「No」の答えの後にフォローアップのコメントを付け加えるというものです。「ゴールデン・ルール3」を参考にしてください。例えば、次のようになります。
A: Have you ever been to a Mexican restaurant?
B:- No, but I’d like to.
– No, and I don’t especially want to.
– No, but I have eaten at a Vietnamese restaurant once.
このようにコメントを付け加えることで、そのあとの会話の流れに方向性をつけることができますし、もっと話す気があるのだという意思表示にもなります。例えば、「これをしたことはないけれども、あれをしたことはあります。」と言えば、答えは「No」であっても、そのままの話題でスムーズに話を続けることができます。英語のネイティブスピーカーはよくこのようなやり方で話しますし、会話を続けていくのにとても便利です。

♪ 2-10 MODEL SENTENCES (p.103)

Do you have a favorite restaurant?
お気に入りのレストランはありますか?
Do you have a favorite cafe?
お気に入りのカフェはありますか?
No, not really.
いいえ、特にありません。
Yes, I like “◯◯.”
はい、『〇〇』が好きです。
Yes, I often go to “◯◯.”
はい、『〇〇』によく行きます。
It’s a Japanese restaurant near Shibuya Station.
渋谷駅の近くの日本料理店です。
It’s cheap and the food is delicious.
安くて、料理がおいしいんです。
「No, not really.」などと「No」で答えるときには、先に学んだとおり、何かコメントを付け加えることがとても大切です。ここでは、いくつかのよくある例を紹介します。
A: Do you have a favorite restaurant?

  • B: No, not really.
  • B: No, not really. Do you?
  • B: No, not really. There are several places I like, such as Burger King and Mos Burger.

A: お気に入りのレストランはありますか?

  • B: いいえ、特にありません。
  • B: いいえ、特にありません…あなたはありますか?
  • B: いいえ、特にありません。『バーガーキング』や『モスバーガー』のように、好きなお店はいくつかあります。

♪ 2-11 SOUNDING NATURAL NOTE: Remember to talk about yourself! (p.104)

Sounding Natural Note: Remember to talk about yourself!
このテキストでは、いろいろな質問文をたくさん学んできましたが、実は、質問をはさまない会話スタイルも珍しくないのだということをよく覚えておいてください。もちろん最低限の質問は必要ですが、それ以外では質問をしないまま、しばらく会話のやり取りを続ける、というスタイルです。このように質問なしで会話のキャッチボールができるようになると、英語でのやり取りがずっと洗練されたものになります。頭で理解するのは簡単ですが、意識せずにできるようになるまでには、たくさんの練習が必要です。次の「会話ドリル」でのやり取りがよい参考になりますので、しっかり練習してみてください。

♪ 2-13 (USA), 2-14 (UK), 2-15 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.105)

A: Wow (1), I’m so full! I had too much to eat for lunch.
B: Really? What did you have?
A: I had a big bowl of ramen, some gyoza, and cake for dessert (2).
B: Oh yeah? Do you usually eat so much at lunch? (UK: for lunch)
A: No, not usually, but this morning I skipped (3) breakfast, so I was really hungry.
B: Yeah, I do that sometimes, too.
A: Normally I’ll just have something light, like soup and salad, but today was special.
B: I had some Thai curry for lunch.
A: Really? Oh, I can’t eat that. It’s too spicy (4)!
B: Oh yeah? It wasn’t bad, though. I quite enjoyed it.
A: Yeah, well, I don’t like spicy food.
B: Really? Too bad for you! (UK: Too bad!) Have you ever tried Mexican food?
A: No, never. Is it spicy?
B: It depends on the dish. You should try it. There’s a great Mexican place near the station. It’s cheap, and the food is delicious (5).
A: Alright, sounds great. I’ll give it a try.

Unit 8 Part 1

♪ 2-16 MODEL SENTENCES (p.106)

Will you still be living with your parents five years from now?
5年後、まだ両親と一緒に住んでいるでしょうか?
Do you think you’ll be living with your parents in five years?
5年後、両親と一緒に住んでいると思いますか?
Yes, probably, if I’m not married by then.
はい、おそらくそうです。もし、そのときまでに結婚していなかったら。
No, probably not. I hope to be living by myself then.
いいえ、おそらくそれはありません。そのときまでには 1 人暮らしをしていたいです。
「Will you still be living with your parents?」の「still」は、相手が今現在両親と一緒に住んでいる場合にのみ使いましょう。

♪ 2-17 SOUNDING NATURAL NOTE: If you’re not sure, say so! (p.107)

Sounding Natural Note: If you’re not sure, say so!
将来の計画について、まだ自分でもはっきり分からないというのはよくあることです。それは全くかまいません。ただ、答えを考えている最中にずっと黙り込んでしまうことのないように気を付けましょう。「ゴールデン・ルール1」を思い出してください。質問をされたら、とりあえずすぐに何か言うのが大切です。まだ将来について分からないということを相手に伝えるには、次のような表現を1つか2つ使ってみるとよいでしょう。気まずい沈黙を避けられるだけでなく、少しですが考える時間も稼ぐことができます。
  • I’m not sure.
  • I don’t really know.
  • I can’t really say right now.
  • It’ll depend on
    • my work.
    • whether I (find the right person).
ここで、「it’ll depend on ◯◯」というフレーズを使うと、どうしてまだ分からないのかという理由までついでに伝えることができて便利です。積極的に使ってみましょう。例えば、次のようになります。
A: Do you think you’ll be a parent in five years?
B: Hm… I’m not sure. It’ll depend on whether I find the right marriage partner.

♪ 2-18 MODEL SENTENCES (p.108)

Would you rather live in Japan or live overseas?
日本に住むのと海外に住むのとではどちらがいいですか?
I’d rather live overseas.
どちらかと言えば、海外に住みたいです。
Would you prefer to live in Japan or live overseas?
日本に住むのと海外に住むのとではどちらの方がいいですか?
I’d prefer to live overseas because the lifestyle is more relaxed.
海外に住む方がいいです。なぜなら、生活スタイルがよりゆったりしているからです。
「because the lifestyle is more relaxed」のところを見てみましょう。どうしてその選択をしたのかという理由の述べ方はいろいろありますが、たいていは形容詞を使って表現することができます。単語リストによくある理由がまとめられていますので、確認してください。言いたいことを英語で何と言うか分からないときは、「Excuse me, but how do you say “◯◯” in English?」と必ず先生などに聞くようにしましょう。

Unit 8 Part 2

♪ 2-19 MODEL SENTENCES (p.110)

Do you think it’s OK to live together before getting married?
結婚する前に相手と一緒に住んでも構わないと思いますか?
Well, in Japan it’s rare, but I think it’s fine.
まあ、日本ではあまりありません。でも、いいと思います。
Well, in Europe it’s common, but personally I think it’s not good.
まあ、ヨーロッパではよくあることです。でも、個人的にはよくないと思います。
「personally」は、ここでは付けても付けなくても構いません。これを付けると、自分自身の個人的な意見を述べているのだということが強調できます。自分の国の一般的なものの見方とは異なった意見を述べたいときなどによく使われます。例えば、次のように使うことができます。
“In Japan, it’s common to live with your parents after you get a job, but personally I think it’s not good.”
「日本では、就職した後も両親と一緒に住むというのはよくあることですが、個人的にはいいと思いません。」

♪ 2-20 SOUNDING NATURAL NOTE: Give a detailed answer (p.111)

Sounding Natural Note: Give a detailed answer
誰かと意見交換をする際に、覚えておきたいコツが2つがあります。より英語らしくスムーズな会話をするために、しっかり身につけておきましょう。
まず1つ目は、自分の意見に確信が持てないときでも、しっかり会話を続けるということです。アメリカなどの個人主義の文化圏の多くでは、様々な物事について一人一人が独自の意見を持ち、その意見を交換し合うのが当然とみなされています。社会通念と違った意見を言うことがあっても、特におかしいとは思われません。これは、和を重んじ、世間一般から外れることをできるだけ避けようとする、集団志向の文化圏の多くとは対照的です。英語で話すときは、一時的に個人主義の文化圏にいるのだと思いましょう。話している話題について、まだ自分の意見がまとまっていなかったり、単によくわからなかったりするときは、それをそのまま相手に伝えてしまって構いません。とにかく会話を途切れさせないことが重要なのです。例えば、相手に同じ質問をそのまま問い返すのも会話を続けるいい方法です。次で確認してみましょう。
A: So, do you think it’s okay to live together before getting married?
B: Hm… tough question! I’m not sure, to be honest. I haven’t really thought about it. What do YOU think?
A: ところで、結婚する前に相手と一緒に住んでも構わないと思いますか?
B: うーん、難しい質問ですね!正直なところ、よく分かりません。あまりよく考えたことがないんです。あなたはどう思いますか?
2つ目のコツは、答えるときには理由を付け加えるということです。つまり、意見を言うときには、相手からの「暗黙の質問」の「why?」にも必ず答えるようにするのです。例えば、次の2つの答え方のパターンを比べてみましょう。
A: “Do you think it’s okay to live together before getting married?”
「結婚する前に相手と一緒に住んでも構わないと思いますか?」
この質問に対するあまり良くない答え方の例は次のようになります。
B: Yes, it’s rare in Japan, but I think it’s okay.
「はい、日本ではあまりありませんが、私は構わないと思います。 」
次に、 良い答え方の例も聞いてみましょう。
B: Yes, it’s rare in Japan, but I think it’s okay. Living together helps you get to know someone better.
「はい、日本ではあまりありませんが、私は構わないと思います。一緒に住めば、相手のことをよりよく知ることができるからです。」
それでは、次の「How about you?」のセクションで意見を述べる練習をしてみましょう。「モデル文」のいくつかのトピックがあがっていますので、賛成か反対かの理由も含めて、自分の意見を書いてみてください。

♪ 2-21 MODEL SENTENCES (p.112)

What do you think is the best age to get married?
結婚するのに一番いい年齢は何歳だと思いますか?
What do you think is a good age to get married?
結婚するのにいい年齢は何歳だと思いますか?
I think your late twenties.
20 代後半だと思います。
I would say your late twenties is.
20 代後半ではないかと思います。
I think your late twenties is the best age.
20 代後半が一番いい年齢だと思います。
I would say your late twenties is a good age.
20 代後半がいい年齢ではないかと思います。
英語で年齢を言うときには、 「Your late twenties」のように、10年ごとの各年代を、前半、半ば、後半、の3つに分けることができます。例えば、Early 20sは20歳~23歳、Mid-20sは24歳~26歳、 Late 20sは27歳~29歳を指します。

Unit 8 Part 3

♪ 2-23 MODEL SENTENCES (p.114)

What is your dream job?
理想の仕事は何ですか?
I’d love to be an architect.
ぜひ、建築家になりたいです。
I’d love to have my own company.
ぜひ、自分の会社を持ちたいです。
I’d love to work in education.
ぜひ、教育に携わりたいです。
もし、あなたが将来つきたい仕事がはっきりしているのなら、 「I’d love to be an architect.」のように、それをそのまま伝えましょう!
また、将来どんな種類の仕事についてみたいかが分かっている場合は、例えば「I’d love to have my own company.」のように答えることができます。
最後に、もし将来つきたい仕事がはっきりしていないのなら、「I’d love to work in education.」のように、単に興味のある分野について述べてもいいでしょう。

♪ 2-24 MODEL SENTENCES (p.115)

What do you think is important in a job?
仕事をする上で大切なことは何だと思いますか?
For me, having fun is important.
私にとっては、楽しむことが大切です。
For me, having fun is most important.
私にとっては、楽しむことが一番大切です。
ここで、「most」という言葉は、伝えたいことを特に強調したいときに付け加えられます。仕事をする上で大切なことはいろいろとあげられると思いますが、この「most」は、本当に一番大切な事柄にだけ付けるようにしましょう。

♪ 2-26 SOUNDING NATURAL NOTE: Take the final “no-questions” challenge (p.116)

Sounding Natural Note: Take the final “no-questions” challenge
では、質問に頼らずに話を続けることができるようになったかどうかを確認するために、最後に練習をしてみましょう。パートナーと協力して、「質問なし」の8行の会話文を書いてください。まずは理想の仕事についてから始めて、お互いに仕事で何が一番大切だと思うかについて書いていきましょう。行き詰まってしまったら、先生にアドバイスをもらいましょう。

♪ 2-27 (USA), 2-28 (UK), 2-29 (AUS)  LISTENING PRACTICE (p.117)

A: Will you still be living here after you graduate (1)?
B: Yeah, probably. It depends on my job situation. But in five years or so I hope to be living abroad.
A: Really? That’s great. I’ll probably (2) still be living with my parents.
B: Oh yeah? Are you planning to continue living with them even after you get a job?
A: Well, it’s quite common where I’m from. Personally, (3) I think it’s okay.
B: Interesting. I can’t wait to get out on my own! What do you think is a good age to leave home?
A: Good question… after I get married, I guess. Maybe your (UK: in your) late twenties (4)?
B: Yeah, I agree. You need a good job in order to support yourself.
A: For sure (5). What’s your dream job?
B: Well, I’d love to work as a photojournalist, traveling the world and taking pictures.
A: Wow, sounds exciting! I take it you don’t want to be stuck (6) behind a desk!
B: Oh, you got that right! (AUS: you bet) What’s important for you in a job?
A: Well, not having to move, believe (7) it or not.
B: Really?
A: Yeah. I want to live and work near my parents so I can take care of them.
B: That’s very noble (8) of you!